FEATURES
地方公共団体の特徴
佐渡市は、国内で唯一、人とトキが共生する自然豊かな環境と独自の文化を有する地域であり、2024年7月には世界文化遺産にも登録されるなど観光資源も豊富である。また、「起業成功率№1の島」を目指し、若い起業家などベンチャー企業の誘致を中心として移住施策を強化しており、年間500名から令和4年度には600名もの移住者を受入れた。しかしながら、人口減少や高齢化は確実に進み、ここ10年で人口減少の6割であった自然減が8割以上となり、特に出生数が約半減、15歳から49歳までの女性も34%減少している。このことにより、年間の人口減少が約1,100人から約1,300人と拡大した。また、新型コロナウイルス感染拡大が収束した令和5年度以降、20代前半や女性を中心として、再び東京一極が加速し、当市においても移住者が減少傾向となっているとともに、移住3年後の定着率もU ターンは78 %と比較的高くなっているが、 I ターンは 56 %となっており、市外への再転出者の 75 %が 40 歳未満となっている。このように当市における人口減少少子高齢化による担い手不足は、全ての職種で深刻化し、令和6年10月に市内事業者向けに実施したアンケートでは、130社から回答があり、そのうち71.5%の事業者が「かなり不足」または「やや不足」と回答している。
このことから、佐渡市の人口減少対策や担い手確保の重点施策として、新たに二地域居住等の促進に取り組むものであり、若者がイキイキと働き豊かに暮らすことが出来る新しい環境を構築することを最重点事項とする。更に地域で不足する担い手の確保に取り組んでいくとともに、ノマドワーカーや企業や起業家等のワーケーションを受入れ交流を促進することで、地域貢献型の関係人口の拡大と深化を図る。また、中長期的に島留学を活性化させることで、人口減少が最も進む22歳以下の若者が学ぶ環境を創出し、多様な人材が活躍する島づくりを目指す。