
公開日2026年2月4日
静岡県松崎町では、人口減少や高齢化の進行により、公共交通や医療体制の確保への懸念が高まっており、地域の活力や生活の質を維持していくための人材循環の仕組みづくりが課題となっていました。
特に、二地域居住者や関係人口を受け入れる環境整備や、町民・事業者側の理解促進が十分でない点が、取組推進上の課題として挙げられていました。
これらの課題に対し、松崎町は静岡県や関係団体と連携し、県広域での連携を視野に入れた「関係人口の可視化」と「第二のふるさとづくり」を目的とするコンソーシアムを組成しました。
本事業では、移住には至らないものの地域と継続的に関わりたい人を対象に、「心のふるさとの住民」として関係性を築く仕組みを構築し、二地域居住の裾野拡大と持続可能な地域づくりを目指しています。


二地域居住者や関係人口のニーズを把握するため、アンケート調査やワークショップを実施し、生活環境や支援のあり方について整理しています。
これにより、今後の実証事業や制度設計に向けた基礎データを蓄積し、受入れ環境整備の方向性を明確化しています。
移住は考えていないものの、地域と関わり続けたい人や、出身地を応援したい人、旅行や交流をきっかけに継続的な関係を築きたい人を対象に、「まつざきふるさとパートナー制度」を整備しています。
本制度により、松崎町の関係人口を分類・制度化し、地域との継続的な関係構築を促進するとともに、町の活性化や経済支援につなげる仕組みを構築しています。
二地域居住者や関係人口の受入れに対する理解を深めるため、町民や事業者を対象とした啓発活動を展開しています。
地域内向けの情報発信や対話の場を通じて、二地域居住者受入れの必要性や意義を共有し、地域全体での合意形成を図っています。
静岡県賀茂地域(下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町の1市5町)を対象に設置された「賀茂地域広域連携プラットフォーム」において、本事業の取組状況や成果を共有しています。
これにより、松崎町単独にとどまらず、県広域での二地域居住促進施策として展開し、地域全体の受入れ環境整備と関係人口拡大を目指しています。
本事業は、松崎町および静岡県を中心に、松崎町移住定住促進協議会、一般社団法人松崎町振興公社、株式会社雨風太陽などが参画するコンソーシアム体制で推進しています。
行政・地域団体・民間事業者が役割を分担し、制度設計から情報発信、広域連携までを一体的に進めています。
