
公開日2026年2月4日
北栄町では、地域を訪れる若者や女性が一定数存在する一方で、観光での来訪にとどまり、地域活動や仕事、暮らしへの関与にまで発展しないという課題がありました。
背景には、住環境・仕事・人とのつながりといった要素が揃わず、二地域居住に踏み出せない「定着の壁」が存在していました。
本事業では、観光客やファン層を「推し活層」として捉え、地域との関わりを段階的に深めることで、二地域居住へとつなげる仕組みづくりを目的としています。
職場体験やテレワーク、地域交流を組み合わせた実証を通じ、関係人口の質的転換を目指しています。

若者・女性を中心に、移住者・二地域居住者・来訪者を対象としたヒアリングやアンケート調査を実施し、二地域居住を妨げる要因(住環境、仕事、つながり)を整理・可視化しました。
地元企業での職場体験やテレワーク体験を実施し、「働く視点」から地域との接点を創出しています。観光では見えにくい地域の仕事や人との関係性に触れる機会を提供しています。
地元コミュニティとの交流を組み込んだモニターツアーを開催し、地域活動や地域資源への関与を促進しています。一過性の観光から、継続的な関係づくりへの転換を図っています。
北栄町図書館内にコワーキングスペースを整備し、滞在中でも仕事ができる環境を整えています。
テレワークを前提とした二地域居住の実現を後押ししています。
公民館分館整備やコミュニティマネージャーの設置検討を通じて、
地域と関係人口をつなぐ「地域の人事部」的な体制構築を目指しています。
本事業は、鳥取県北栄町(行政)を中心に、北栄町商工会、株式会社パソナJOB HUB、一般社団法人EI、一般社団法人Work Design Lab(支援法人)、株式会社LASSIC(指定予定)等が連携して推進しています。
行政と民間がそれぞれの役割を分担し、調査・モニターツアーの実施、テレワークや就業体験の機会提供、地域コミュニティとの交流促進などを通じて、二地域居住化に向けた受入環境整備を一体的に行っています。
※本取組事例の説明動画については、以下YouTube「国土交通省 MLIT channel」にてご確認いただけます。